見守りにかかる費用|配食のふれ愛 太子店 健康コラム

順番を間違えない

見守りを整えようとするとき、いきなり民間サービスを比較し始める方が多いのですが、順番が逆です。次の順に確かめてください。

  1. 市区町村の高齢者福祉サービス(無料または低額。申請が要る)
  2. 介護保険のサービス(要介護認定が要る。1〜3割負担)
  3. 地域のボランティア・社会福祉協議会(無料または低額)
  4. 民間サービス(全額実費)

1と3は知らなければ使えないままです。窓口は地域包括支援センターです。

市区町村が用意しているもの

内容は自治体ごとに異なりますが、多くの市区町村に次のような制度があります。

制度内容負担の目安
緊急通報装置の貸与ボタン一つで消防や受信センターにつながる無料〜月数百円
配食サービスの助成1食あたり一定額を補助1食100〜300円程度の補助
救急医療情報キット持病・連絡先を入れる筒。冷蔵庫に保管無料
乳酸菌飲料等の宅配週数回の訪問。安否確認を兼ねる無料〜低額
火災警報器・自動消火器の給付設置費用の助成所得に応じる
訪問理美容・寝具乾燥外出困難な方向け低額

配食への助成は、所得や要介護度で条件が付くことが多くあります。太子町・河南町・羽曳野市・富田林市・大阪狭山市・香芝市それぞれで内容が異なります。まず地域包括支援センターにお尋ねください。

介護保険で見守りに近い効果が出るもの

介護保険には「見守り」という名前のサービスはありませんが、次のサービスが実質的にその役目を果たします。

  • 訪問介護:生活援助・身体介護。訪問のたびに状態を確認します
  • 通所介護(デイサービス):送迎があり、来なければ気づかれます
  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護:1日複数回の訪問と、24時間の通報対応
  • 夜間対応型訪問介護:夜間の定期巡回と通報対応
  • 福祉用具貸与:認知症老人徘徊感知機器が対象になります

下から2つは地域密着型サービスで、実施していない市区町村があります。ケアマネジャーに地域での実施状況を確かめてください。

民間サービスの相場

サービス月額の目安
センサー見守り1,000〜3,000円
カメラ見守り1,000〜3,000円(通信費別)
警備会社の駆けつけ3,000〜6,000円+出動料
電話・訪問による安否確認1,000〜3,000円
配食(見守り兼ねる)1食450〜900円程度。週5日昼のみで月1万円前後

配食は「食費」でもあるため、見守りのための追加支出としては比較的小さく見えます。もともと食費はかかっているからです。この点が、費用面で配食が選ばれる理由になっています。

配食のふれ愛 太子店の料金はメニューのページでご確認ください。自治体の助成が使えるかどうかも、お問い合わせいただければ一緒にお調べします。

月額だけで比べない

費用の比較は、毎月の金額だけを見ると誤ります。

初期にかかるものがあります。機器の購入費、取り付けの工事費、契約時の手数料。月額が安くても、最初にまとまった額が要ることがあります。

そして、通信にかかる費用が別建ての場合があります。回線の契約、通信の料金。本体の料金に含まれているかどうかを確かめてください。

駆けつけを頼んだときに、その都度の費用がかかる形もあります。月額に何回分が含まれるのか、超えたらいくらか。ここを確かめずに契約すると、想定を超えます。

1年間の総額で比べてください。初期費用と月額と、想定される追加分を足した額です。この形にすると、比較ができます。

続けられる額かどうかを先に決める

手段を選んでから費用を考えると、無理な形になります。

先に、毎月出せる額を決めてください。本人の年金と、家族が出せる分。この枠の中で選ぶ形にしてください。

見守りは、数年から十数年続きます。短期なら払える額でも、長く続けば重くなります。途中でやめると、備えがない状態に戻ります。

そして、介護の費用は、この先も増えていきます。状態が重くなれば、サービスの利用が増えます。見守りだけに使いすぎないでください。

迷ったときは、ケアマネジャーか地域包括支援センターに相談してください。その地域で、どのくらいの負担が一般的かを把握しています。

無料で使えるものから確かめる

お金を払う前に、公的な仕組みを確かめてください。

緊急通報の装置を貸し出している自治体があります。費用が無料か低額に設定されていることが多く、条件を満たせば使えます。一人暮らし、要介護の認定、所得といった条件が設けられていることがあります。

民生委員や地域の団体による訪問は、費用がかかりません。頻度は限られますが、地域とのつながりができます。公的な支援につながる入口にもなります。

そして、事業者と自治体が協定を結んでいる場合があります。配達や検針の際に異変に気づいたら、通報される仕組みです。利用者が費用を払うものではありません。

内容は市町村によってばらばらです。ほかの町の案内を見て「使えるはず」と思わないでください。住んでいる市町村で確かめてください。

介護保険を使う場合の負担の考え方

介護保険のサービスは、見守りそのものを目的とするものではありませんが、結果として同じ働きをします。

訪問介護や訪問看護を使えば、決まった時間に人が来ます。その場で様子を確かめてもらえます。生活の支援と見守りが同時に成り立ちます。

通所のサービスも同様です。来ないときに連絡が入ります。入浴や食事、体を動かす機会も得られます。

負担の割合は、所得によって決まります。また、使える量には上限が設けられています。具体的な額は、ケアマネジャーに計算してもらってください。

負担が重い場合、軽減の仕組みがあります。費用の上限、所得に応じた減額。市町村の窓口で確かめてください。申請が必要なものがあります。

家族の交通費も費用に入れる

見落とされやすい費用です。

離れて暮らす場合、帰省の交通費がかかります。年に何回、いくらかかるか。これも介護の費用として数えてください。

見守りの仕組みを整えることで、帰省の回数を減らせる場合があります。その差額と、仕組みの費用を比べてください。結果として安くなることがあります。

そして、仕事を休むことによる収入の減少も、費用の一部です。ここを無視すると、判断を誤ります。時間も費用です。

急な呼び出しが減ることの価値も、考えてください。備えがあれば、慌てて向かう場面が減ります。金額に表れにくい効果です。

途中でやめるときの条件

契約する前に、やめ方を確かめてください。

最低の利用期間が決められていることがあります。期間内にやめると、違約の費用がかかる場合があります。契約書で確かめてください。

機器を借りている場合、返却の方法と費用を確かめてください。取り外しの工事が必要な場合、その費用がかかります。返さないと請求が続きます。

そして、入院や施設への入居で、一時的に使わなくなる場合があります。休止できるか、その間の費用はどうなるか。この確認を忘れる方が多くいます。

解約の連絡先と方法も、控えておいてください。本人が亡くなったあと、家族が手続きすることになります。書類を1か所にまとめておいてください。

複数を組み合わせるときの考え方

一つで足りることは、ほとんどありません。

それぞれに弱点があります。機器は、機器が動かない状況を検知できません。訪問は、来ていない時間を見られません。弱点を補い合う形にしてください。

ただし、重ねるほど費用が増えます。目的が重なっているものは、どちらかで足ります。何を防ぎたいのかを、はっきりさせてください。

費用のかからないものを土台にしてください。近所との関係、地域の見守り、家族の電話。その上に、足りない部分だけを有料で補う形です。

組み合わせ方は見守りの種類と選び方にまとめています。順番を間違えると、余計な出費になります。

誰がお金を出すかを決めておく

金額の話より先に、決め方を決めてください。

基本は、本人の資産から出します。年金と預貯金の範囲で組むのが原則です。家族の生活を壊さないでください。

足りない分を家族が出す場合、割合を話し合ってください。近くに住む人が時間を、遠い人がお金を、という分け方もあります。片方に寄せないでください。

そして、使った内容を記録に残してください。本人の口座から出した分は、特に記録が要ります。相続のときに問題になることがあります。

判断が難しくなってきた場合、財産を守る公的な仕組みがあります。使うかどうかは専門的な判断が要ります。地域包括支援センターか市町村の窓口に相談してください。

費用をかけずにできること

最後に、お金のかからない手立てを挙げておきます。

家族が電話をかける回数を増やす。これが最も効果があり、費用がかかりません。短くて構いません。回数です。

近所の方に、家族の連絡先を伝えておく。気づいた人が、どこに連絡すればよいかを知っている状態を作ってください。本人の了解を得てからにしてください。

そして、決まった曜日に必ず誰かと会う予定を作る。集まり、通院、買い物の付き添い。来ないことに気づく人がいる形になります。

連絡先を1枚の紙にまとめて、冷蔵庫に貼る。費用はかかりませんが、救急の場面で最も役に立ちます。今日できることです。

契約の前に確かめる5点

申し込む前に、この5つを書面で確かめてください。

初期費用と月額の内訳。本体、工事、通信、基本料。何が含まれ、何が別かをはっきりさせてください。

異変を検知したあと、誰が何をするか。通報するだけか、人が向かうか。ここが最も誤解の生まれる部分です。

駆けつけの費用と回数。月額に含まれる回数、超えた場合の扱い。使う場面が多いほど、差が出ます。

そして、最低の利用期間と、解約の方法。休止できるかどうかも確かめてください。入院で使わなくなる期間が必ず来ます。

状態が変われば、費用も見直す

一度決めた形を、そのままにしないでください。

介護の認定を受けた、要介護の度合いが変わった。このときは、使えるサービスが変わります。民間で払っていたものが、保険の中で賄える場合があります。

そして、訪問や通所が増えれば、見守りの機器が不要になることがあります。人が来る回数が増えれば、それ自体が見守りです。重ねる必要が薄れます。

逆に、状態が重くなって外に出なくなれば、必要な備えが変わります。外出の検知より、家の中での異変への備えが重くなります。

年に一度、ケアマネジャーと一緒に見直してください。使っていないものに払い続けている例は、少なくありません。

手渡しだから気づけることがあります

配食のふれ愛 太子店では、お弁当を玄関先で手渡しし、お変わりがないかを確認しています。応答がない場合は、あらかじめ伺ったご家族やケアマネジャーへご連絡します。見守りを兼ねた配食について、まずはお気軽にご相談ください。

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見守りサービス

高齢者の安否や体調の変化を定期的に確認するしくみです。

配食サービス

栄養に配慮した食事を自宅へ届けるサービス。安否確認を兼ねる場合があります。

ケアマネジャー

介護保険のケアプランを作り、サービス事業者との調整を担う専門職です。

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