通院日の食事|配食のふれ愛 太子店 健康コラム

通院日は栄養が落ちる日

月に1〜2回の通院日。この日は次の理由で食事が乱れます。

  • 採血・検査のために朝食を抜く
  • 待ち時間が長い。午前受付で、終わるのが午後になることも
  • 昼食の時間を逃す
  • 帰宅時には疲れきっていて、作る気力がない
  • 結果として、1日で朝と昼の2食が抜ける

月2回の通院で毎回2食抜けば、年間で約50食分の栄養が失われます。体重が落ち続けている方では、これが無視できない要因になっていることがあります。

絶食の指示を正確に確認する

「朝ご飯を抜いてください」と言われたとき、次を確認してください。

  • 水は飲んでよいか。多くの検査で水は可です。高齢者では脱水のほうが危険(脱水)
  • 薬は飲むのか、飲まないのか。とくに糖尿病の薬と血圧の薬。自己判断で抜かないでください
  • 何時間前からか。「前日の夜9時以降」なのか「当日の朝だけ」なのか
  • お茶、牛乳は?牛乳は不可のことが多い

糖尿病の薬を飲んで絶食すると、低血糖を起こす危険があります。必ず主治医の指示に従ってください。

持っていくもの

  • 水またはお茶。院内は乾燥しています
  • 検査後すぐ食べられるもの。採血が終わったらすぐ口に入れる。ゼリー飲料、栄養補助食品、バナナ、あめ
  • 糖尿病の方は低血糖時のブドウ糖
  • お薬手帳、記録(食事の記録)
  • 羽織るもの(待合室は冷えます)

「検査が終わったら、その場で何か食べる」を習慣にしてください。家に帰ってからでは、時間が空きすぎます。

帰宅後を先に用意しておく

通院から帰ると、疲れて何も作れません。出かける前に用意しておくのが確実です。

  • 前日に作り置きをしておく
  • レトルト、冷凍食品を出しやすい場所に置いておく
  • 通院日だけ配食を頼む
  • 家族が来られる日に通院日を合わせる
  • デイサービスのない日に通院を入れる

「疲れているから食べない」が最も避けたい選択です。体力を使った日ほど、栄養が要ります。

通院そのものを減らす

通院の負担が大きすぎる場合、方法を変えることもできます。

  • 処方日数を延ばしてもらう。状態が安定していれば、2か月分などが可能な場合があります
  • 訪問診療に切り替える。通院が困難になったら検討の時期です
  • 院外薬局の配達・訪問薬剤管理指導。薬だけでも届けてもらえます
  • 複数の科をまとめる。同じ日に受診できるよう調整する
  • かかりつけ医に集約する。複数の医療機関に分散していると、通院日が増えます

「通院がつらい」と正直に伝えてください。言わなければ、医師は今の頻度で問題ないと考えます。薬が多いときもあわせてご覧ください。

配食のふれ愛 太子店では、曜日を指定したご利用ができます。「通院日の夕食だけ」といった使い方もご相談ください。

通院日の前日から組み立てる

通院日の食事は、当日だけを考えても間に合いません。前日から組み立ててください。

まず、前日の夕食をしっかり取ってください。翌日に食事が乱れることが分かっているなら、前日に確保しておくという考え方です。とくに、朝から絶食の指示が出ている場合は重要になります。

そして、当日に食べるものを前日のうちに用意してください。帰宅してから作るのは、疲れきった状態では無理があります。温めるだけのものを冷蔵庫に入れておく、あるいは配食を頼んでおく。

前日に、持っていくものもまとめておいてください。当日の朝に慌てて用意すると、必ず何かを忘れます。保険証、お薬手帳、飲み物、軽く食べられるもの、必要なら薬。

予約の時間も確かめておいてください。午前か午後かで、その日の食事の組み方が変わります。午前の予約なら朝食の扱いが問題になり、午後なら昼食の扱いが問題になります。

待ち時間の過ごし方

通院の負担の多くは、待ち時間から生まれます。この時間の扱いを工夫してください。

長く座り続けることは、想像以上に体力を使います。硬い椅子に何時間も座ると、腰と背中に負担がかかります。クッションを持参する、途中で立って歩く、といった対策が取れます。

水分を持っていってください。待ち時間に水分を取らないと、脱水になります。高齢の方は喉の渇きを感じにくく、気づかないうちに水分が足りなくなります。飲み慣れたものを持参してください。

軽く食べられるものも持っていってください。予定より長引くことは珍しくありません。絶食の指示がない場合は、一口で食べられるものを持っておくと安心です。

そして、可能なら予約の取り方を工夫してください。混む時間帯を避ける、初診と再診で待ち時間が違う場合がある、といった情報を受付で聞いてみてください。通院そのものの負担を減らす余地があるかもしれません。

絶食の指示を正確に確かめる

検査の前に食事を控えるよう言われることがあります。この指示の受け取り方で、思わぬ問題が起きます。

まず、何時から食べてはいけないのかを正確に聞いてください。「朝食を抜いて」なのか、「前日の夜から」なのかで、大きく違います。あいまいなまま長時間食べずにいると、体力が落ち、検査の日に具合が悪くなります。

水分についても確かめてください。水は飲んでよい場合が多くありますが、検査によっては制限があります。「食事も水も一切だめ」と自己判断して脱水になる方がいます。必ず確かめてください。

薬についても聞いてください。絶食でも飲む薬、その日は飲まない薬があります。自己判断で飲まないと、危険な場合があります。

そして、検査が終わったらすぐ食べられるかを聞いてください。終わってから食べてよい時間が決まっていることがあります。この情報があれば、帰りの段取りが組めます。

帰宅後の疲れを見込んでおく

通院日の本当の問題は、帰宅後に起こります。ここを見込んでおいてください。

帰宅したときには、体力が残っていません。移動、待ち時間、検査、緊張。半日で相当の消耗があります。この状態から調理を始めるのは、現実的ではありません。

だからこそ、帰ってすぐ食べられるものを用意しておいてください。温めるだけのもの、冷蔵庫に入れておいた惣菜、配食。用意していないと、そのまま食べずに寝てしまいます。

そして、翌日にも疲れが残ります。通院日の翌日に食事が細ることが多くあります。翌日の分も含めて、簡単に食べられるものを用意しておくと安全です。

介護している家族も、同じように疲れます。付き添った家族が、自分の食事を抜くことがよくあります。二人分を用意しておく、配食を二人分頼む、といった備えをしてください。

付き添う家族の準備

付き添いは、思っているより負担の大きい仕事です。付き添う側の準備も必要です。

まず、自分の食事と水分を持っていってください。本人のことに気を取られて、自分は何も食べずに半日過ごすことになりがちです。これが繰り返されると、付き添う側の体調が崩れます。

そして、聞くべきことを事前に整理しておいてください。診察の時間は短く、その場では思い出せません。紙に書いていけば、確実に聞けます。食事のこと、薬のこと、日常で気になっていること。

診察の内容は、その場でメモを取ってください。あとから思い出そうとしても、正確には残りません。録音を許可する医師もいます。断られたら書き取ってください。

付き添いを一人で背負わないでください。兄弟姉妹で交代する、介護のサービスで付き添いを頼む、といった方法があります。毎回同じ人が付き添う形は、長続きしません。ケアマネジャーに相談すれば、使える手段を教えてもらえます。

通院の回数と負担を見直す

通院そのものを減らせないかを、定期的に確かめてください。負担が大きすぎるなら、方法があります。

複数の医療機関にかかっている場合は、まとめられないかを相談してください。同じ日にまとめる、あるいは一つの医療機関で対応できないか。通院の日数が減るだけで、負担が大きく下がります。

処方の日数を延ばせる場合があります。2週間ごとの通院を、1か月ごとにできないか。状態が安定していれば、対応してもらえることがあります。医師に相談してみてください。

訪問診療という選択肢もあります。医師が家に来て診察する仕組みで、通院が難しい方が対象になります。条件がありますが、該当すれば通院の負担がなくなります。

そして、薬の受け取りだけなら、薬局が届けてくれる場合があります。薬剤師が訪問して届け、飲み方の確認までしてくれる仕組みがあります。ケアマネジャーか、かかりつけの薬局に相談してください。

通院日に配食を使う

通院日の食事の問題は、配食を使うことで多くが解決します。使い方を整理しておきます。

帰宅する時間に合わせて届く形にできれば、そのまま食べられます。ただし、留守のあいだに届くと受け取れません。置き配ができるか、時間を指定できるかを確かめてください。

冷凍を常備しておく方法もあります。冷凍庫に数食入れておけば、帰宅後に温めるだけで済みます。通院日だけでなく、体調を崩した日にも使えます。

そして、通院日だけ頼むという使い方もできます。多くの事業者が、必要な日だけの注文に応じています。毎日頼む必要はありません。

絶食の日など、届いても食べられない場合は、事前に休みの連絡を入れてください。連絡の期限が決まっていることが多いので、契約のときに確かめておいてください。事業者ごとの決まりは、選ぶときの確認項目の一つです。詳しくは配食サービスの確認12項目にまとめています。

入院になったときに備える

通院のつもりで行き、そのまま入院になることがあります。この可能性を頭に入れておいてください。

入院の可能性がある検査や診察のときは、最低限の準備をして行ってください。保険証、お薬手帳、印鑑、連絡先の一覧。これらがあれば、その場で手続きが進みます。

そして、家に残る人のことを考えておいてください。二人暮らしで、調理していた側が入院すれば、残された側が食べられなくなります。誰が対応するか、配食をどう手配するかを、あらかじめ決めておいてください。

ペットや植物、火の元、戸締まり。急に帰れなくなったときに困ることを、一覧にしておくと安心です。離れて暮らす家族が対応できるよう、共有しておいてください。

そして、入院中の食事についても伝えるべきことがあります。アレルギー、飲み込みの状態、食べられない食品、いつも食べている形。入院の手続きのときに、必ず伝えてください。言わなければ、標準の食事が出されます。

毎日のことだから、抱え込まない

配食のふれ愛 太子店では、管理栄養士が献立を組んだお弁当を、太子町を中心とした南河内エリアへ手渡しでお届けしています。週に何回か、1日1食だけ。そんな使い方で構いません。「作れない日をなくす」ための手段として、ご相談ください。

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関連用語

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低栄養

エネルギーとたんぱく質が不足した状態。高齢者の要介護化の入口になります。

配食サービス

栄養に配慮した食事を自宅へ届けるサービス。安否確認を兼ねる場合があります。

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